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ミリシタ7周年イベントで高山紗代子ランキング5位を取った

  • millionlive

前提知識

『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』(通称ミリシタ)は、2024年の629日で7周年を迎え、ゲーム内外で様々なイベントが行われた。

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この一環で行われるゲーム内イベントは、例年他期間とは一線を画す特殊な形態であることから『周年イベント』などと呼ばれる。総合ランキング以外に52人のアイドル個別のランキングが用意され、同じアイドルを応援する・関心があるプレイヤーたちがしのぎを削る。

イベントの概要

通例、イベントは13日間にわたって行われる。イベント楽曲をプレイしてイベントポイントを獲得するのだが、イベント楽曲のプレイには通常楽曲をプレイした際に得られるトリガーアイテムを消費するので、通常楽曲もプレイしなければならない。

イベント楽曲をプレイする際は、トリガーアイテムの消費数を1倍・2倍・4倍から選べる。消費数と得られるイベントポイントは正比例する。1日に1回、後半からは12回だけ10倍消費のプレイができる。

昨今では最終日を除いた12日間毎日、1日のうち8時間を「リフレッシュタイム」(=休憩時間)に充てる必要があり、この時間はイベントポイントを獲得することができない。

イベント中には「ブースト」なる、10曲分のプレイに対し取得イベントポイントと取得トリガーアイテムを2倍にする概念があり、これは最初から1回分と、リフレッシュタイム終了時に1回分の補充があって、最大で2回分まで持っていられる。

7周年イベントからは「ライブ演出スキップ」も加わった。1日に4回分の権利が配布され、最終日以外は追加で1日あたり4回分の権利を有償にて購入できる。有償購入分は翌日一杯まで持ち越せる。

恒常的に「オートライブ」の機能が存在し、これを使用すると音楽ゲーム部分をプレイしなくとも演出の再生がすすみ、イベントポイントとトリガーアイテムを獲得できる。イベント期間はイベント限定オートライブパスが延べ250枚ほど配布されるほか、イベント時に使うためにオートライブパスをプレゼントボックスに蓄積しておく行為はプレイヤーたちの間で広く行われている。また、お仕事やライブの報酬としてもそれなりの頻度で手に入る。

イベントのランナー的な概要

このイベントはイベント期間中のトリガーアイテム獲得と消費がサイクルの中心にあり、その累積高低差を最大化するゲームである。できる限り時間効率よくトリガーアイテムを獲得し、これを消費しきることが一桁ランナー視点でのゲームの概形である。

ブーストはトリガーアイテムの蓄積にも消費にも使えるが、消費に使うのが対時間で常に高効率である。ライブスキップは常にイベント楽曲のプレイに使うのが効率的であり、その限りにおいてはブースト中や10倍消費イベント楽曲と合わせても、合わせなくてもいい。これは操作精度やアプリケーションの動作由来で実際には差が出る可能性がある。

トリガーアイテムの獲得は、トリガーアイテム獲得量およびイベントポイント獲得量が1.2倍となる、日替わりの「おすすめ楽曲」をプレイして行うのが中心になる。日替わりでアイドルが4人選抜され、アイドルごとに対応する楽曲がおすすめ楽曲となる。おすすめ楽曲の中にもプレイ時間の大小はあり、おすすめ楽曲の選出アルゴリズムを特定したいが、これは例年イベント開始時に初日の4人分を推定できる情報だけが与えられる程度であり、事前に予定を決め切ることは困難である。

リフレッシュタイムの取得については、開始がその日に含まれていれば良く、毎時正時から開始タイミングを選べるので、たとえば23時から翌日の7時までをリフレッシュタイムとすることもできる。これを利用して時間を調整すると、1日に23時間のプレイ時間を得られる。この調整により、おすすめ楽曲が十分短い場合に長めに稼働してトリガーアイテムを貯め、それ以外の時間をアイテム消費によるイベント楽曲のプレイに充てるような行動に寄せ切るような動きが生まれる。

ミリシタでは「元気」なる数値を消費してゲーム内の行動を行う。通常楽曲のプレイに直接元気を使うより、「お仕事」をやって得た「チケット」を蓄積し、これを大量消費して高効率に通常楽曲をプレイするのが対時間で効率的である。イベント前半では元気消費2倍のお仕事が、イベント後半では元気消費3倍のお仕事が解禁されるので、トリガーアイテムの入手コストは後半のほうが低くなる。

走るに至った経緯

筆者は、ミリシタの周年イベントに初回から参加し、その時期なりの戦績を残してきている。

  • 1周年: 高山紗代子ランキング225
  • 2周年: 高山紗代子ランキング69
  • 3周年: 高山紗代子ランキング49
  • 4周年: 高山紗代子ランキング52
  • 5周年: 高山紗代子ランキング12
  • 6周年: 高山紗代子ランキング12

昨年となる6周年では、「5周年の頃程度の稼働で12位ならこれくらいやったら十傑入れるだろ」という舐めプの結果、十傑入りを逃した。7周年イベントでの目標を十傑入りとし、6周年イベント終わった時点で予想される7周年イベント期間の休暇を職場のカレンダーに設定した。

結果

7,258,719pt 、高山紗代子ptランキング5位、総合イベントptランキング92位。

得点推移。前半は日時、後半は30分単位

準備・周辺環境

予定の確保

まず何よりも他の予定を入れないことが重要である。何とかなったり、何とかしていただいたり、諦めたりによって予定を整えた。整いきらなかった分はこの記事に書かないが気合いでなんとかした。

リフレッシュ、貯め吐きの最終形

回線・端末

光ファイバーが屋内に来ているタイプの光回線。端末は最新のiPad Pro。

食事

特に面白みはない。血糖値スパイクで気絶するのが最も怖いので、いわゆるまともな食事はリフレッシュタイムに入ったときだけにする。それでも何度か小さく落ちたが、血糖値で気絶したと思われるときは10分程度持っていかれるので痛かった。

それなりに食べたな、という感覚が欲しくなったときは常備している紙パックの豆腐とサラダチキンを簡単に調理して食べた。

水分は常備しているコーヒー、紅茶、ほうじ茶、麦茶を気分に合わせてローテーションした。カフェインの取りすぎも体調を崩すので個人に合わせて調整がいるだろう。

生活

睡眠サイクルをどうしても調整しなければならないが、入眠に難儀すると翌日に響くので、 キューピーコーワヒーリング錠 を用意した。よく効いたのでおすすめ。

洗濯等はオートライブパスで頑張った。食事や衣服を蔑ろにするとメンタルに来やすいので妥協しない。良く晴れた日が複数日あったので気分転換にもなった。

入浴は2桁ラン程度であれば適当でもよかったが、今回はリフレッシュタイムのみとした。防水ケースを所持しているが今回は利用なし。

細かい用事で2分で戻れる程度であればオートライブパスを使用、大きく離れるときは無線にして宅内を持ち歩いた。期間中の外出はリフレッシュタイム以外ゼロ。

期間中の出来事

娯楽

数週間前に『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』を見ていたのだが、実は『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』を見ないままだったので、かなり雰囲気で受け取っていた。これをうけてイベント期間にスペシャルエディションを1話ずつ集まって視聴した。例年2桁程度のイベランをする者が多い集団で、昨年まではAmazon Prime Videoのウォッチパーティ機能を使っていろいろ見ていたのだが、今年はランナーも少なく、主に自分の都合を聞いてもらった。

日中はアニメを見ながら操作していた。無職転生の1期後半~2期、ガールズバンドクライ、魔法科高校の劣等生3期、薬屋のひとりごとを見て、加えて映画になるがキングスマンを3作見た。

計算機・タイマー

ラップタイムの計測とそこからの時速計算を常にやりたいわけだが、よい道具が世の中になかったので、イベントを走りながら自作した。7/3には完成し、7/4からはラップタイムを外部保存できるように変更したので、以後のラップタイムは記録が残っている。

実装したラップタイマー

とくに貯めフェーズのお仕事でコミュが発生するたびにタイムがブレるのが、ラップタイムの評価を難しくすることが早期にわかった。お仕事・ライブ1・ライブ23フェーズに全体を分け、ライブ1とライブ2の部分では安定していることと、お仕事ではブレの度合いが平均的に収まり続けていることを見ながら、心の安寧を得た。

ラップタイムの計測をするようになってから明確に精度への意識が変わったことを実感した。また、自分が調子よくやれているのかそうでないのかを常に客観視できることもメンタル面によく効いた。だいぶこれで心に余裕がでてきて、途中からお仕事の選択肢では長いものを回避するようにし始め、最終的にはかなり整理した立ち回りができていたと思う。

他にもいくつかスプレッドシート上のツールや各種数値の可視化ツールを用意したが、最も効果的だったのはラップタイマーだろう。

ロスを思う

大きく二つのやらかしがあった:

  • ちゃんと計算していなかった結果1日目配布のブーストとスキップを貯めに使ってしまうミスがあった。6万点ほどのロス。
  • 22時間稼働した翌日の7/81時間45分の寝坊をした。8万点ほどのロス。

合わせて14万点ほどのロスがあった。4位は10万点差、3位は15万点差だったので、これがなかった場合は3位争いに絡めていたと思われる。一方、点差のみならず巡航速度で123位に対してビハインドがあったので、絡めただろうというだけで高々4位争いだったろうし、その場合は実際に4位だった方とももっと競る結果になっていただろう。

加えて手元で自分の実績ベースから算出する理想で動けた場合を計算してみたが、それでも1位とは5万点レベルの差がある。最終日や前日の巡航速度をみても時速250pt程度の差がたしかにあった。たとえば1位を取らんとするならば、かなりいろいろなものが不足していることが察せられる。実際全体1位はさらに12万点を積んで767万点を稼いでいることから、まだまだ切り詰めるべきところがあるということだろう。

実際、途中でラップタイマーの使い勝手記録も兼ねて手元の録画を撮ったものを確認したが、単純に操作精度がひどいことがわかった。最終日にはかなり改善していたはずだが、それでも先述のようにまだまだ遅れがあったわけなので、次回以降本気で走るのであれば情報収集が必要だと結論付ける。

「お姉ちゃん」

高山紗代子ランキングには早々に「花海咲季」がいることはわかっていたが、いつからか順位の前後を競るような位置関係が続いていた。

花海姉妹連番

なので、私は「花海佑芽」になった。

大きい2つのやらかしの後張り合いを失いつつあったが、お姉ちゃんに負けたくない一心で最後まで走り切れたといってもよいだろう。最終的には私が勝たせていただいた。ありがとうございました。

今後

来年どうするかはわからない。今回十傑狙いで走りその目標は達成できたが、これを強行できたのは「もしかしたら今回が最後かもしれない」と思ったからだ。もしそうならなかったら、やるかもしれない。

2桁くらいであれば寝ていても取れるので、何かしらの形でエンドロールには載っている気がするが、来年の状況次第ということにしておく。真面目に走るのであれば、ここまでラウンジに所属しないプレイを貫いてきていたが、イベント期間にお邪魔させていただくことも選択肢になるのだろう。